1934年 関西学院大学教授 小寺敬一氏(義理のお父さんは 大日本紡績会長をつとめた小寺源吾氏)の山荘として建てられた 国登録有形文化財 ヴォーリズ六甲山荘
建物面積の約22倍の広い敷地内に建てられた平屋が見えます。
「周囲の別荘や道路から見えるところには建物を建てない」という不文律があったからだそう。
中に入りますとアメニティ2000協会のスタッフの方がご案内してくださいます。
開放感あふれるリビングはほとんどが窓。柱の存在を感じません。
調度品もほぼ当時のままのものです。大切に使われてきたのですね。
節跡がいっぱいの壁板に荒削りの梁と一見素朴な山小屋風。
でもこれは緻密な計算によって実現できるのです。
掃除しやすいように隅っこが丸くなっています
こんなタイル、今見ませんよね

和室にはアイロン台を収納するスペース
五右衛門風呂

完全に独立した個室にはなっていない、家族の寝室


部屋の中の呼び出しボタン
お手伝いさんがどこの部屋の人が呼び出したのかわかるパネル
二枚上の写真の小さな扉を通じてお食事を提供し、直接お部屋に入って来られなかったということで。
そんな上流階級の方が使われていた食堂では、今ではどなたでも珈琲や紅茶、手作りのケーキをお楽しみいただけます(別料金)
お庭でもどうぞ〜