普通救命講習

貴方の身内に高血圧などの成人病、或いはその兆候のある人はいませんか?動脈硬化などで心筋梗塞を起こすかもしれませんねあなたの小さい可愛い子供が溺れたらどうします?
おじいちゃんの喉になにか詰まったらどうします?
やけどしたら・・・、ケガで大出血したら・・・・・。

ありえない話ではありませんね。
救急は、都市部だと、呼んでから平均5分程度かかります。
人は、心肺停止(心臓も呼吸も止まった状態)になって5分経つとほぼ100%蘇生しません。
救急車がくるまでの間、貴方が頑張らないと、大切な人は確実に亡くなってしまいます。

AED「自動体外除細動器」といって、正常に体内に血液を送れなくなっている心臓に電気ショックを与えて心拍を正常に戻すための医療機器

2004年7月から一般市民による使用も認められています。

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心肺停止になって間もない場合や、普段元気な人がいきなり倒れた場合は、全く心臓が止まった状態になるのではなく、「心室細動」と呼ばれる状態にあることが多いのだそうです。
心臓の筋肉が痙攣をおこし、血液を送り出すことができない状態です。
この状態を放置すると死にいたります。

そこで、電気ショックを加えて、心臓全体の勝手な動きを止めます。その後、動き方を思い出したかのように自発的に脈を打ち始める事もあるんだそうです。
音声ガイドで使い方を教えてくれますし、通電が必要かどうかは機械が解析しますので、必要でない人には通電はしません。

消防署などで、このAEDの使用方法を含む大出血に対する止血方法や、三角巾の使い方、人工呼吸などの蘇生方法を教えてもらえます。3時間ほどの講習で修了者には終了証が交付されます。  

講習の開催日については、消防署で問い合わせすると教えていただけます。

覚えて安心1分講座

あ、交通事故、怪我人がいる!皆さんは、どういった行動をしますか?
1:救護者自身の安全確保を考えてください。
2:怪我をした人の全身を見ます。動かせる状態でも、頭や首の状態に特に気をつけて下さい。
3:通報(その際に、ど=瞳孔、こ=呼吸、か=顔色、み=脈拍、て=手足が動くか否か、い=意識が有るか否か)を確認してから、通報すると、救急車が来る際にある程度の処置が確立されるので、初期動作が良い方向に行きます。

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フェイスシールドについて

人工呼吸の時、直接だと嫌!!ってわけではなく、相手の事を考えて使う事もありますし、万が一相手が感染症を持っていた場合(肝炎や性感染症など)唾液だとたいして問題無いのですが、ケガをしていたりして、血液が口に入ると感染する恐れがあるので(目に見えなくても相手の口のなかで微量の出血があるかもしれませんし)、フェイスシールド(人工呼吸用補助遮蔽膜)を使う事があるそうです。

ただ、慣れないと非常に使いづらいようです。(息が上手く入らないで、もれてしまいます)
で、タオルハンカチなどで代用してもいいみたいです。(講習の常連さんに教えてもらいました)
フェイスシールドに慣れてない場合は、これのほうが息が漏れにくくて、使いやすいようでした。
それに、タオルハンカチなどは、もっている場合が多いですしね。

大出血した場合も、タオルハンカチ(よほど汚いとダメですが)で、キズ口をしっかり押さえて止血する時にも使えるので、持っておくと良いそうです。(直接圧迫止血法って言います)
だたこの時も感染症に感染する事を防止する為に、コンビニのビニール袋なんかに手を入れてガーゼやハンカチで押さえると良いそうです。
コンビニの袋なら、野次馬のだれかが持っていそうですもんね。

止血帯法(傷口より心臓がわを縛る方法)って言って、直接圧迫止血法が効かない場合につかう方法があるのですが、傷口が手足の限られるし、救急隊員でも、滅多に使う事は無く、殆どの場合直接圧迫止血法で止まるそうです。

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