駅から、尼信博物館を目指す途中に尼崎市役所開明庁舎があります。
1873年に創設された開明小学校は2004年にその歴史を閉じました。
1937年に建設された鉄筋コンクリート造り3階建ての建物は、尼崎市役所開明庁舎として再利用され、2007年7月31日に国の登録文化財に登録されました。

大きなひさしの玄関や半円形に突き出した吹き抜けの階段室などに特徴があります。

戦争の悲惨さ、残酷さを記憶にとどめ、平和な社会の実現を祈って塀に残る米軍機による銃弾痕と伝えられる跡を、説明板とともに保存しています。1945年6月1日、B29の援護部隊として飛来した、P51戦闘機の機銃掃射跡と考えられています。

