旧尼崎警察署・尼崎市立文化財収蔵庫

旧尼崎警察署

1876年、西宮警察署尼崎分署として発足しました。

1916年に尼崎警察署となりました。建物は、そのとき建築されたもので、鉄筋コンクリート造3階建で、建築様式は「セセッション式」(19-20世紀初頭にかけてドイツ、オーストリアに興った芸術の革新運動から生まれた様式で、建築では、四角を基調とした様式が特徴)と呼ばれるものです。

震災までは、児童館、市役所の出張所、青少年の武道場として使われていましたが、現在は使われておらず、普段は入り口は封鎖されていて中には入れません。

耐震化工事を終え、地域に残る旧警察署を文化財として保存する運動が展開されていて、1年に1回公開されています。

入り口には急な階段があり、「バリアフリー」とはほど遠い建物です。

玄関を高いところに置くことにより「おかみ」の威厳を見せたかったのでしょうか。

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明治・大正時代に使われていた地下の留置所には

灯りも窓もない狭く暗いところで、複数人が閉じ込められていたそうです。

壁に落書きが生々しく残ります。

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尼崎市立文化財収蔵庫

市立尼崎高校の前身である尼崎市立高等女学校の校舎として建てられた建物を活用しています。尼崎市内の遺跡から発見された考古資料、寄贈を受けた民俗資料を展示し、文化財保護の事業をになっています。

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開館時間 9:00-17:30
休館日 土・日・祝日・年末年始

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このページは、Yukariが2011年8月20日 23:57に書いたブログ記事です。

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