世界に類を見ない独特の美と技術、そして2000年の伝統をもつ日本の木造建築を支えてきた大工道具について、歴史的な発達とともに知ることができます。




諏訪山公園
明治初頭の開園当初は「諏訪山遊園」という名称で、園内には諏訪山動物園(王子動物園の前身)が設けられていました。
標高180メートルの丘の上の公園で遊歩道や休憩所があります。現在は諏訪山展望台と8の字形にスロープを描き、神戸随一の眺望を誇るヴィーナスブリッジ、明治4年にフランス人のジャンセンが金星観測を行った金星台、諏訪山児童公園などで構成されています。
この諏訪山公園から王子動物園へのお引越し。
今はなきゾウの諏訪子さんは昭和26年の王子動物園の開園の日に歩いてやってきたそうです。諏訪子さんが、市電の音にびっくりして大騒ぎになったとか。
今から280前にも長崎から八代将軍吉宗にゾウが献上されることになったときも、当然徒歩で移動しました。
通行時にはかぶりものは取る、手桶やひしゃくを置くなど身分の高い人が通るのと同様の扱い。
珍しい動物なので、よそ者が見物したいといっても断ること
道筋に犬猫が出ないように、象の視界に牛が入らないように
煙を出したり、大きな物音を出す商売は、当日の朝から象が二キロ通り過ぎるまでやめること
となどいろいろおふれがでて、当日は仕事どころではなかった模様。
万国博に出演するため、タイ国からやってきたゾウが、神戸から万博記念公園までパレードしたことも。
途中の国道171号線甲武橋下の武庫川の河原で野宿したそうですが、ものめずらしさで見物人が殺到したそう。
いつの時代もゾウさんの移動は大騒ぎ、だったわけです。