ユニチカ記念館・尼崎港

ユニチカ記念館

1900年に尼崎紡績本社事務所として建てられました。尼崎紡績は尼崎の近代産業のさきがけとなった会社です。レンガ造り2階建ての建物はしないで最も古い洋風建築の一つで、英国式に積まれたレンガは英国からの輸入品と考えられています。みかげ石製の窓台を設けたアーチ型の窓や、応接間の暖炉、玄関の石畳、階段手すりの彫刻などに当時の建築の特徴がよく表れています。現在は記念館として創業当初からの貴重な資料を保存・展示しています。

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開館日時 10:00-12:00 13:00-15:00 水曜のみ

さらに南に行くと、中島川、尼崎港、大阪湾に出ます。

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跳ね橋

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1956年竣工。船が通るときだけ開閉します。この西側に尼崎閘門(尼ロック)があります。尼崎には海面より低い土地が多くあるため、台風による荒波や高潮の影響を受けやすく、今までに大きな被害を受けてきました。1950年のジェーン台風では特に大きな被害を受けました。防潮堤とこの閘門で、尼崎市内の運河と大阪湾が完全に仕切られています。水位が違う二つの水面間を船が通りやすくするだけでなく、台風のときゲートを閉めて高潮から民家を守ったり、大雨のときにあがった湾内の水面を排水することによって高さを一定に保っています。この道を北にいくと五合橋に出て阪神尼崎です。南にいくと尼崎最南端の公園のびのび公園です。

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参考文献 尼崎絵地図(国土交通省 近畿地方整備局 神戸港湾事務所発行)・図説尼崎の歴史

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このページは、Yukariが2011年8月15日 23:29に書いたブログ記事です。

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